腰痛の痛みを和らげるための一つの方法として、背筋と腹筋を鍛えることで効果が得られます。慢性的な腰痛の痛みを緩和させるための、手軽な方法としては、腰痛体操があります。
ただし、決して無理をせず、自分のペースで、長期間、じっくり行っていくようにしましょう。また、痛みがひどいときに行うと、悪化する可能性もあります。その場合は、安静にするなど、症状に応じて、注意して行ってください。
この腰痛体操の効果は、背筋と腹筋を鍛えることで、腰椎部の湾曲を矯正すること、そして、痛みを和らげ、血液循環を抑止し、心身のバランスを整えていくものです。
では、体操の方法を説明します。毎日、朝晩2回は行うようにしてください。
1.腹式呼吸(4~5回)
仰向けに寝て、膝を立てます。両手を頬につけた状態で、ゆっくり鼻から息を吸い、ゆっくり口から息を吐きましょう。これを1セットとして4~5回繰り返してください。
2.腹筋の強化
仰向けに寝て、膝を立てた状態の腹式呼吸の姿勢から、ゆっくりと、状態を5秒くらいかけて起こします。体がおききる少し手前で、この姿勢を少し保ち、その後、ゆっくり5秒位かけて状態を床に戻します。
3.背筋を伸ばす
頭や肩を床につけた状態で、両手で両膝を抱えます。このとき、股を出来るだけ広げて、膝を手前に引き寄せてください。
4.腹筋をほぐす
仰向けに寝て、両手を頬につけます。状態は、そのままの姿勢で、片足を逆脚の上にクロスさせ、ベッドや布団の上に垂らし、腰をひねります。逆側も同様に行います。
5.1~4を、4~5回繰り返してください。
これを繰り返すことにより、筋肉のバランスを整えて、体調を良くする効果があり、腰椎部の痛みを和らげることができます。
椎間板ヘルニアの治療の保存療法についてご紹介します。椎間板ヘルニアは保存療法で80%~90%の割合で症状が改善されるといわれています。整形外科での治療においては、緊急に手術が必要な場合を除いて次のような、保存療法から始まることがほとんどです。椎間板ヘルニアの治療 「急性期における保存療法」です。
消炎・鎮痛剤や筋弛緩剤を内服して除痛を図っていきながらコルセットなどで固定をして安静をとります。それと同時に、痛みのコントロールとしてブロック注射を行っていく場合も多いです。整形外科などでコルセット等の装具を作らなかった場合には、日常生活のサポートをするといった面でみても市販の腰痛ベルトがひとつあれば助かります。
椎間板ヘルニアの治療の「急性期を過ぎた後の保存療法」は温熱療法や低周波治療、ストレッチの指導がおこなわれます。椎間板ヘルニアの治療において、その多くはこれら保存療法で改善される場合が多いといわれていますが、急性期が過ぎたとしても症状が残存している場合は、牽引療法を行って様子を見ることになります。