妊娠中には腰痛の痛みを感じる方もいると思います。あまり心配しすぎず痛みと上手につきあうようにしたほうがよいでしょう。
赤ちゃんが成長してくると、だんだんおなかが大きくなってきます。そのため体の重心が前に移りますのでバランスをとるためにどうしても上体を反らしてしまい、その姿勢で立ったり歩いたりするようになります。そのような姿勢でいるために背中や腰の筋肉に負担が掛かってしまい腰が痛むようになるのです。
また、妊娠中には胎盤から分泌されるホルモンの影響があり、骨盤の関節や靭帯がゆるんでしまいます。そのためお腹を支える力が弱くなってしまい腰の筋肉にさらに負担がかかることも原因のひとつです。
自分の体だけではなく常に赤ちゃんの重さを支えているので腰痛は妊婦さんには付いて回る症状ともいえます。妊婦さんの半数以上が腰痛に悩んでいるといわれています。
しかし腰痛そのものが出産に悪影響を及ぼすということはないようですし、出産した後は治ってしまうことがほとんどなのであまり心配しすぎなくても大丈夫でしょう。
日常生活をおくる中で腰に負担がかからない姿勢をするようにしたり痛みのあるときには筋肉をなるべく休めるなどして、痛みを上手に切り抜けるようにしましょう。
また、日頃から筋肉を鍛えておくと腰痛の予防や解消にも繋がります。ただし、いつも痛みがあったり歩けないほど痛むような場合には、整形外科の診療が必要になることもあります。自分で判断せずに主治医に相談したほうがよいでしょう。
椎間板ヘルニアの治療の保存療法についてご紹介します。椎間板ヘルニアは保存療法で80%~90%の割合で症状が改善されるといわれています。整形外科での治療においては、緊急に手術が必要な場合を除いて次のような、保存療法から始まることがほとんどです。椎間板ヘルニアの治療 「急性期における保存療法」です。
消炎・鎮痛剤や筋弛緩剤を内服して除痛を図っていきながらコルセットなどで固定をして安静をとります。それと同時に、痛みのコントロールとしてブロック注射を行っていく場合も多いです。整形外科などでコルセット等の装具を作らなかった場合には、日常生活のサポートをするといった面でみても市販の腰痛ベルトがひとつあれば助かります。
椎間板ヘルニアの治療の「急性期を過ぎた後の保存療法」は温熱療法や低周波治療、ストレッチの指導がおこなわれます。椎間板ヘルニアの治療において、その多くはこれら保存療法で改善される場合が多いといわれていますが、急性期が過ぎたとしても症状が残存している場合は、牽引療法を行って様子を見ることになります。