妊娠中には腰痛がおきてしまうことはある程度、仕方がないともいえます。しかし日常生活を工夫することによって腰への負担を軽減することができます。そのポイントは2つありますのでご紹介したいと思います。
まず、一番目にいえることは正しい姿勢で生活することです。掃除やお料理、アイロンがけ、洗濯などの家事をするときには中腰や床に座った姿勢のままですと腰にかなりの負担がかかってしまいます。たとえば作業台の高さを調節してみたり、椅子に座るようにしなるべく背筋を伸ばした姿勢を保つようにしましょう。
立ったまま作業をするときには、片足を低めの台にのせるという方法をとってもよいでしょう。物を持ち上げるときは立ったまま持ち上げようとしないで腰をきちんと落として一度しゃがんでからゆっくりと持ち上げるようにしましょう。
また、首や背筋を伸ばして前方をまっすぐ見る感じにしておなかをつきださないように歩くようにしましょう。靴はスニーカーやローヒールなどの靴を使用するとバランスをとりやすくなりますので安全ですよ。
二つ目にあげられることは腹筋や背筋を鍛えることです。妊娠前からスポーツを続けていることが理想的なのですが、妊娠してからでもマタニティブクスやマタニティスイミングであれば安心して始めることができます。ウォーキングや腰痛体操を毎日の日課にするのも良いでしょうね。
効果がないからといってやめてしまわず、軽い運動を毎日すこしずつ続ければ筋力は確実にアップすることができます。筋肉を鍛えることは腰痛を和らげることだけではなくてお産をスムースに進めるためにも役にたちます。
また腰が痛むときにはついつい、やわらかい寝具の方がよいと思いがちですが、実は逆なのです。寝具は固めのものを使うようにしましょう。横向きに寝て背中を丸めて上になっている方の足をまっすぐ伸ばすようにして寝ると比較的楽になりますよ。
椎間板ヘルニアの治療の保存療法についてご紹介します。椎間板ヘルニアは保存療法で80%~90%の割合で症状が改善されるといわれています。整形外科での治療においては、緊急に手術が必要な場合を除いて次のような、保存療法から始まることがほとんどです。椎間板ヘルニアの治療 「急性期における保存療法」です。
消炎・鎮痛剤や筋弛緩剤を内服して除痛を図っていきながらコルセットなどで固定をして安静をとります。それと同時に、痛みのコントロールとしてブロック注射を行っていく場合も多いです。整形外科などでコルセット等の装具を作らなかった場合には、日常生活のサポートをするといった面でみても市販の腰痛ベルトがひとつあれば助かります。
椎間板ヘルニアの治療の「急性期を過ぎた後の保存療法」は温熱療法や低周波治療、ストレッチの指導がおこなわれます。椎間板ヘルニアの治療において、その多くはこれら保存療法で改善される場合が多いといわれていますが、急性期が過ぎたとしても症状が残存している場合は、牽引療法を行って様子を見ることになります。