腰痛のメカニズムについて

腰痛のメカニズムについてご紹介したいと思います。腰痛には実に多くの原因があります。内臓疾患が起因するものもありますし、骨や関節、筋の障害によるものなどもあります。また加齢による変性によるものあれば、椎間板の損傷によってでてきしまうものもあります。他にも腰痛には心因性のものなどがあります。一般的にはレントゲンなどの画像診断を行っています。

 

しかし、異常が発見されない腰痛も少なくはありません。慢性腰痛にいたっては、現在の医学でも原因がはっきりとは解明されていません。内臓疾患による腰痛についてですが、その多くは上部腰椎という腰のくびれより上の部分と骨盤上に痛みが出てしまいます。その原因疾患としては泌尿器系(腎臓、膀胱など)と生殖器系(精巣、卵巣、子宮など)などが考えられます。

 

また、腹部大動脈瘤などもその血管壁が破れる過程から急性の激しい腰痛を伴うことがあります。これらの痛みの特徴としてあげられるものは、安静にしている時にも痛みがあるということです。特に、就寝時に痛みで目覚めるといった徴候は悪性腫瘍やそれらの骨転移の可能性が考えられるため注意しておいたほうがよいでしょう。